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生成AIに入力する前のチェックリスト|個人情報・顧客情報を入れないための社内手順【2026年】

4分で読めます執筆:(AI経営教育者 / x3d株式会社 代表取締役)
生成AIに入力する前のチェックリスト|個人情報・顧客情報を入れないための社内手順【2026年】

公開日: 2026年10月30日 最終更新: 2026年10月30日

【結論】生成AIに入力する前のチェックとは、貼る前に「その文面を社外の処理系に渡してよいか」を、情報区分・アカウント種別・学習利用の3点で止める手順です。

  • 禁止は「機密を入れるな」だけでは足りない。公開/社外秘/顧客個人情報など、区分ごとの可否表が先
  • 業務利用は法人契約の環境に寄せる。個人アカウントは学習利用の初期設定が違うことが多い
  • 起きてからの初動は別記事。本記事は入れる前に現場が使える短い確認に限定する

想定読者は情シス・法務・現場リーダーです。攻撃手順は書きません。入力してしまったあとの初動は顧客情報を入力してしまったときの対応、未許可利用の棚卸しはシャドーAIの発覚と対処を参照してください。

この記事で分かること:1文定義/貼る前の5問/情報区分の例/個人と法人の差/記録の残し方/FAQ。

生成AIに入力する前のチェックとは

生成AIに入力する前のチェックとは、プロンプトや添付に入れる文面を、社外または共有テナント上のモデル・ログに渡す前に、許可範囲かどうかを確認する社内手順です。

個人情報保護委員会は、生成AIサービス利用時に個人情報を含むプロンプトを入力する際の注意を公表しています。現場向けには「後で規程を読む」より、貼り付け直前の短い問いの方が止まります。

貼る前に聞く5問(現場用)

# 問い No のとき
1 会社が認めたサービス・アカウントか(個人スマホの無料枠ではないか) 貼らない。法人環境へ移すか、上長・情シスに確認
2 文面に氏名・連絡先・顧客名・案件番号・契約条件が入っていないか マスキングするか、入力禁止なら中止
3 ソースコード・認証情報・未公開の価格/戦略が入っていないか 中止。開発成果物は公開前チェックへ
4 この環境は学習利用オフ/契約上の扱いを確認済みか 学習させない設定(法人)を先に確認
5 出力を社外に出す前に、人が事実確認する手順があるか 出力の検証義務を規程側で決めてから使う

5問すべて Yes でなければ貼らない、が運用の既定です。例外が要る業務は、申請ルートを規程に1本だけ置く方が、禁止一辺倒より守れます(設計の型は社内AI規程ガイドライン)。

情報区分ごとの可否(例)

次は例です。自社の区分名に書き換えてください。空欄のまま「機密は禁止」だけだと、現場は判断できません。

区分(例) 生成AIへの入力 メモ
公開情報(プレス・公開Web) 原則可 出典と鮮度は人が確認
一般の社内文書(個人情報なし) 法人環境のみ可 個人アカウントは不可
顧客の氏名・連絡先・商談内容 原則禁止 例外は法務・情シスの事前承認
要配慮個人情報・口座・認証情報 禁止 例外申請も原則受けない
未公開のソース・鍵・設計 禁止または限定環境のみ 公開前セキュリティチェック

個人アカウントと法人契約で先に違うこと

対応記事でも書いてきたとおり、ChatGPTなどでは個人向けと法人向けで、学習利用の初期設定が違うことがあります(時点は各公式の案内を正とする)。業務データを個人の無料枠に貼ると、規程以前に「どの契約のログか」が追えません。

  • 業務利用は会社が契約したワークスペース/APIに統一する
  • 個人アカウントでの業務利用はシャドーAIとして扱う(発覚と対処)
  • 検索広告の偽公式にログインしない(スポンサー広告の注意)

記録に残すもの(短く)

予防側でも、次だけ残すと事後対応が楽です。

  • 許可したサービス一覧と、入力禁止の区分表(版と日付)
  • 例外承認の有無(誰が・いつ・どの案件か)
  • 学習利用オフ等の設定確認日(担当とスクショまたは設定画面の記録方針)

入力事故が起きたあとの報告判断・72時間の初動は、予防チェックの対象外です。その手順は顧客情報インシデント対応に集約しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 生成AIに入力する前のチェックとは何ですか?

貼る前に、情報区分・アカウント種別・学習利用の扱いを確認し、許可範囲外なら中止する社内手順です。

Q2. 「機密は禁止」と書けば足りませんか?

足りないことが多いです。現場は区分名と具体例がないと止まりません。可否表まで落としてください。

Q3. 個人のChatGPTに社内の一般文書だけならよいですか?

業務利用は法人環境に寄せるのが原則です。個人アカウントは契約・学習利用・監査の観点で別物です。

Q4. 入力してしまったあとは?

本記事の範囲外です。インシデント対応の記事の初動に進んでください。

Q5. 規程草案を早く作りたいです

AI規程アドバイザーで質問に答えながら草案を作れます。確定は法務確認が必要です。

Q6. 開発コードの公開前チェックと同じですか?

近いですが別物です。コードや本番露出は公開前セキュリティチェック、会話への貼り付けは本記事です。

Q7. 全部禁止にした方が安全では?

禁止だけだと個人端末に流れやすいです。許可型(原則可+禁止区分+例外ルート)の方が守れます。

Q8. 相談できますか?

はい。規程整備はAI規程アドバイザーと業務改善・導入支援、お問い合わせからどうぞ。

参考文献・出典

本記事は2026年10月時点の公開情報と社内運用の型に基づきます。契約・学習利用の詳細は各サービスの公式と自社規程を正としてください。

入力禁止の区分表や利用規程の草案づくりは、AI規程アドバイザーまたはお問い合わせからご相談ください。