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ChatGPTのdotsとは|常時稼働エージェントで法人が先に決めること【2026年10月】

8分で読めます執筆:(AI経営教育者 / x3d株式会社 代表取締役)
ChatGPTのdotsとは|常時稼働エージェントで法人が先に決めること【2026年10月】

【結論】ChatGPTのdots(ドッツ)とは、会話が終わってもクラウド上で作業を続け、判断が要るときに人へ確認を求める常時稼働エージェントです。

  • 公式は、自前のクラウドPCとブラウザを持ち、端末を切っても作業を続けられると説明している
  • 提供は段階的。Pro 100/200/500(EEA・英国・スイス以外・18歳以上)、Business Premium、Enterpriseが対象。Enterpriseは既定オフで管理者が有効化する
  • dotsとの会話はChatGPTの使用量上限に数えない。一方、dotsが始めるWorkやCodexのタスクは、それぞれの上限に従う

この記事では、社内でChatGPTエージェントの導入を検討する担当者向けに、公式が示している定義・対象・権限と、先に決めることを整理します。OpenDotsなど第三者の実装や、未確認の性能比較は書きません。

この記事で分かること

  • dotsの公式定義(常時稼働エージェント)
  • 対象プランとEnterpriseの管理者設定
  • 権限・Custom Rules・承認が必要な操作
  • Codex/ChatGPT Workとの境界
  • 法人が先に決めること(チェックリスト)

ChatGPTのdotsとは(公式の定義)

dotsとは、ツールや案件をまたいで作業を進め、判断が必要なときに入力を求める常時稼働エージェントです。

ChatGPT Learn「Meet dots」は、次のように書いています(2026年10月4日確認)。

  • GPT-6 Astraで動く
  • クラウド上に自前のコンピュータとブラウザを持つ
  • 会話中も作業を続けられ、端末がオフでもクラウド側の作業は続けられる
  • 調査、データ分析、文書作成、ソフトウェア構築などに使える
  • 過去の会話や好みの文脈を使い、結果や判断が要る局面で人に連絡する

出典:ChatGPT Learn「Meet dots」

製品ページも「always-on agents」として紹介しています。

出典:ChatGPT「Introducing dots」

dotsの位置づけ。クラウドPCで作業を続け、判断時に人へ確認する流れ
dotsは会話終了後もクラウドで作業を続け、判断が要るときに人へ確認する(公式説明の要約)

誰が使えるか(プランとロールアウト)

公式は「段階的にロールアウト中で、対象プランでもすぐ画面に出ないことがある」と書いています。

対象 公式の案内(2026年10月4日確認)
Pro 100/Pro 200/Pro 500 18歳以上。EEA・英国・スイス以外
Business Premium 世界でロールアウト中
Enterprise 世界でロールアウト中。既定オフ。ワークスペース管理者が有効化
18歳未満 利用不可(プライバシーFAQ)

作成はデスクトップアプリ、またはデスクトップブラウザ上のChatGPT。モバイルWebでの作成は非対応。作成後、対応アップデートが入ったモバイルアプリで同じdotを使える、とLearnは書いています。

出典:同上「Meet dots」/OpenAI Help「Dots privacy, security, and safety FAQs」

Enterpriseで管理者が先に触る設定

Help Center「Manage dots in ChatGPT workspaces」は、Enterpriseのdotsはベータとして、ワークスペース所有者が権限を制御すると書いています(2026年10月4日確認)。

設定 何を制御するか Enterpriseの既定
Use dots (Beta) メンバーがdotsを使えるか オフ
Add dots to Slack and Microsoft Teams 対応チャネルでdotが自分の身元で投稿できるか(有効化後、メンバー側のセットアップが必要) (Use dots有効時に効く)
Allow local computer access メンバーのローカルファイル操作とコマンド実行。PC接続・オンライン・ChatGPTアプリ起動が必要 オフ
Use custom rules for dots メンバーがCustom Rulesを追加・編集できるか オフ

操作手順(公式):

  1. Workspace settings → Permissions & roles
  2. Permissions → Workspace default → Workspace capabilities
  3. Use dots (Beta) と、必要な付帯権限を確認して保存
  4. カスタムロールで付与している場合は、そのロールも確認する

クラウドPC側には、ブラウザ利用・ネットワーク・デスクトップ操作・パスワードマネージャの別コントロールもあります。これらはWork Cloudのタスクにも関係する、とHelpは書いています。

注意(公式):

  • dotsを有効にしても、すべてのアプリやサイトへのアクセスが自動で開くわけではない
  • Enterpriseのモデル設定(既定モデル等)はdotsには適用されない
  • 特定OSを対象にしたCodex/ChatGPT Workポリシーがある環境では、ローカルPCアクセスが使えない場合がある(クラウドPCは別)
  • iMessage/RCS/WhatsApp経由の電話メッセージは、Enterpriseのローンチ時点では不可

出典:OpenAI Help「Manage dots in ChatGPT workspaces」

権限・承認・Custom Rules(個人でも法人でも)

プライバシーFAQは、プラグイン権限がdots・ChatGPT・ChatGPT Work・Codexで共有されると書いています。新規接続もPluginsタブで管理します。

承認の考え方(公式の要約):

  • パスワード変更や送金など最重要操作は、人がTake overして自分で完了する
  • データの恒久削除やソフトウェア導入などは、都度承認が必要な場合がある
  • Custom Rulesで「メールを送らない」などの境界を足せるが、組み込みの安全要件・Auto-review・proactive researchの制限は上書きできない
  • プロンプトインジェクション対策はあるが、リスクはゼロではない。重要な結果は人が見る

MemoryはChatGPTと共有され得る。ChatGPT側でMemoryをオフにすると以後の共有は止まるが、すでにdotが受け取った情報は消えない、とFAQは書いています。Business/Enterprise/Eduは、既定でモデル学習にデータを使わない、とも書いています。

出典:上記プライバシーFAQ

Codex・ChatGPT Workとの境界

Learnは、dotがバックグラウンドエージェントやクラウドスレッド、接続PC上のWork/Codexタスクを使えると書いています。ローカルのCodexタスクを続けることもできます。

使用量の切り分け(公式):

  • dotとの会話自体は、ChatGPTの使用量上限に数えない
  • dotが開始・管理するWorkやCodexのタスクは、それらの製品の上限に従う

開発エージェントの比較や併用の実務は、既存の比較記事も参照してください。

関連:Claude Code・Cursor・Codex比較 / AIエージェント導入支援

法人が先に決めること

  1. 有効化する範囲 — 全社か、パイロット部署か。Enterpriseは既定オフなので、誰にUse dotsを付けるかを先に決める
  2. ローカルPCアクセスの可否 — 既定オフ。クラウドPCだけで足りる業務から始めるか
  3. Slack/Teams連携 — チャネル投稿の可視範囲と、Slack側のアプリ承認が要るか
  4. Custom Rulesの方針 — メール送信・外部共有・削除操作の承認ルールを文章化する
  5. プラグイン接続の棚卸し — Gmail/Drive/GitHub等、既存接続がdotsにも効く前提で権限を見直す
  6. Work/Codex上限の見積もり — dots会話は別カウントでも、委譲タスクは従来どおり上限に入る

社内のエージェント設計や権限設計の進め方は、AIエージェント導入支援でも扱っています。

よくある質問(FAQ)

Q1. ChatGPTのdotsとは何ですか?

会話が終わってもクラウド上で作業を続け、判断が要るときに人へ確認を求める常時稼働エージェントです。公式は自前のクラウドPCとブラウザを持つと説明しています。

Q2. どのプランで使えますか?

公式はPro 100/200/500(地域・年齢条件あり)、Business Premium、Enterpriseを挙げています。段階ロールアウトのため、対象でもすぐ出ないことがあります。

Q3. Enterpriseでは最初から使えますか?

いいえ。既定オフです。ワークスペース管理者がUse dots (Beta)を有効にする必要があります。

Q4. スマホだけで作れますか?

公式は、作成はデスクトップアプリまたはデスクトップブラウザと書いています。モバイルWebでの作成は非対応です。

Q5. Custom Rulesですべての危険操作を止められますか?

いいえ。公式は、Custom Rulesが組み込みの安全要件やAuto-review、proactive researchの制限を上書きできないと書いています。

Q6. CodexやWorkと同じものですか?

違います。dotsは常時稼働の窓口で、WorkやCodexのタスクを委譲・継続できる、という関係です。タスクの使用量はWork/Codex側の上限に従います。

Q7. 「dots」で検索すると別の意味が出ます。同じですか?

違います。本記事のdotsはOpenAIのChatGPT機能です。医療分野の「DOTS」など、別義の検索結果と混ぜないでください。

Q8. OpenDotsは公式ですか?

いいえ。本記事はOpenAI公式のdotsのみを扱います。第三者のオープンソース実装は対象外です。

Q9. 企業のAIエージェント導入相談はできますか?

はい。AIエージェント導入支援やお問い合わせから相談できます。

参考文献・出典

本記事は2026年10月4日時点のOpenAI公式公開情報に基づきます。プラン・権限・画面はロールアウトで変わるため、自アカウントと管理者通知を正としてください。


x3d株式会社では、本記事で解説した常時稼働エージェント(dots)の導入方針・権限設計に関する企業研修・導入支援を提供しています。
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関連:AIエージェント導入支援 / Claude Code・Cursor・Codex比較 / Copilot Cowork比較