x3d CROSS THIRD
x3d AIX 総合研究所 トップへ戻る

ChatGPT Atlas終了とは?Chrome拡張・デスクトップへの移行と法人の確認点【2026年10月】

7分で読めます執筆:(CTO / 主席研究員(テクニカルフェロー))
ChatGPT Atlas終了とは?Chrome拡張・デスクトップへの移行と法人の確認点【2026年10月】

公開日: 2026年10月22日 最終更新: 2026年10月22日

【結論】ChatGPT Atlas終了とは、OpenAIが提供していたスタンドアロンのブラウザ「ChatGPT Atlas」を廃止し、ブラウザ操作の機能をChatGPT本体(デスクトップ内蔵ブラウザ・Chrome拡張など)へ移すことです。

  • 公式Helpは、Atlasが2026年8月9日に動作を止める予定と案内し、以降は提供終了・更新停止と説明している
  • 受け皿として案内されているのは、ChatGPTデスクトップアプリの内蔵ブラウザと、ChatGPT Chrome拡張(既存のChromeプロファイル・タブが要るとき)
  • ブックマーク・開いていたタブ・履歴は自動移行しない。パスワードCSVを扱うときは取り扱い注意が公式に書かれている

この記事は、社内でAtlasを使っていた(または「Atlas」で検索して来た)担当者向けに、公式Helpの事実と、移行前に決めることだけを整理します。Atlasを現役ブラウザとして紹介しません。

この記事で分かること

  • 公式が示している終了の要点と日付
  • デスクトップ内蔵ブラウザとChrome拡張の使い分け(公式)
  • ブックマーク等のデータ移行手順(公式)
  • 法人が先に決めること

ChatGPT Atlas終了とは(定義)

ChatGPT Atlas終了とは、OpenAIがChatGPT Atlasという専用ブラウザの提供をやめ、ブラウザ上のエージェント作業をChatGPT側の体験へ移すことです。

OpenAI Help「Evolving Atlas into ChatGPT for browser-based agentic work」は、Atlasを廃止し、ブラウザベースのエージェント機能をChatGPTとCodexへ移す、と書いています。Atlasは2026年8月9日に動作を止める予定で、それまでにブックマークなど重要なデータを書き出すよう案内しています。

出典:OpenAI Help「Evolving Atlas into ChatGPT for browser-based agentic work」(2026年10月22日確認)

終了後の案内(「ChatGPT Atlas retirement」)では、Atlasは提供終了済みで更新も受けない、と説明されています。未エクスポートのデータ復旧は保証されない、とも書かれています。

出典:OpenAI Help「ChatGPT Atlas retirement」(2026年10月22日確認)

Atlas終了・データ書き出し・Chrome拡張/デスクトップの3ステップ図
公式Helpの要点(Atlas終了→書き出し→受け皿)

何が自動で移らないか(公式)

項目 公式の説明
ブックマーク 自動では移らない。HTMLで書き出していればChrome等へ取り込み可
開いていたタブ 自動では移らない。URLを保存しておく
閲覧履歴 自動では移らない
Cookie・ログイン状態 新しいブラウザで再ログイン。Cookie/セッションファイルを他人に渡さない
ChatGPTの会話 Atlasのブラウザデータとは別。プラン・ワークスペース設定の範囲で継続利用可
Atlasのブラウザメモリ ChatGPTのメモリとは別、と公式は区別している

受け皿:デスクトップ内蔵ブラウザとChrome拡張

公式は、深いブラウザ作業にはChatGPTデスクトップアプリを試し、Chrome上での作業にはChatGPT Chrome拡張/サイドバーを使うよう案内しています(提供状況はプラン・リージョン・ワークスペース設定に依存)。

デスクトップ内蔵ブラウザのHelpによると:

  • 内蔵ブラウザはアプリ内の独自のブラウザ状態を使う(Chromeプロファイルそのものではない)
  • 既存のChromeプロファイル・ログイン済みセッション・開いているタブ・Chrome拡張が要るときは、ChatGPTブラウザ拡張を使う
  • 資格情報はチャットに書かず、ブラウザ上で入力する
  • 新しいサイトへのアクセス前に許可を求める設定がある(ワークスペース管理者が制限している場合あり)

出典:OpenAI Help「Using the built-in browser in the ChatGPT desktop app」(2026年10月22日確認)

Enterpriseでブラウザ利用を制御する場合は、Codex管理者向けのポリシーHelpに、in-app browser/Chrome拡張経由の Browser Use/サイトルール/承認の扱いがまとまっています。

出典:OpenAI Help「Manage browser and computer use in your Enterprise workspace」

ブックマークをChromeへ取り込む手順(公式)

終了後Helpは、Atlasから事前に書き出したHTMLがある場合のChrome取り込みを次のように書いています。

  1. 書き出したブックマークのHTMLファイルを用意する(Downloadsや、書き出し時に選んだフォルダ)
  2. Chromeを開き、その他メニュー → ブックマークとリスト
  3. ブックマークと設定のインポート
  4. ファイルを選んで開く → 完了

取り込んだブックマークは「インポートしたブックマーク」や「その他のブックマーク」に入ることがある、とあります。詳細はGoogleのブックマーク取り込み手順も参照、と公式は案内しています。

やること 注意(公式)
パスワードCSVを取り込んだあと 読み取り可能なパスワードが含まれるため、取り込み成功後にCSVを削除する
未エクスポートのまま終了した OpenAIサポートへ問い合わせ。復旧は保証されない
Atlasをアンインストールする 必要なデータが残っていないか確認してから。サブスク解約とは別操作

法人が先に決めること

  1. 社内文書のAtlas記述 — オンボーディング・手順書・FAQにAtlasが残っていないか
  2. 受け皿の許可範囲 — デスクトップ内蔵ブラウザ/Chrome拡張/どちらも不可、を情シスが決める
  3. サイト許可リスト — EnterpriseならBrowser Useのサイトルール(許可/拒否)を誰が持つか
  4. 資格情報の扱い — チャットへパスワードを貼らない。Cookie/セッション/パスワードCSVを共有しない
  5. アカウント通知の確認 — プラン・ワークスペースで使える体験は管理画面と公式通知を正とする

ブラウザ操作AIそのものの許可判断は、ブラウザ操作AIの法人セキュリティ確認も参照してください。常時エージェントの切り分けはChatGPT dotsとはを参照してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. Atlasはいつ終わりましたか?

公式は動作停止予定を2026年8月9日と案内し、その後のHelpでは提供終了済みと説明しています。

Q2. ブックマークは自動で移りますか?

いいえ。公式は自動移行しないと書いています。HTMLで書き出していればChrome等へ取り込めます。

Q3. 代わりは何ですか?

公式はChatGPTデスクトップの内蔵ブラウザと、Chrome上ではChatGPT Chrome拡張を案内しています。

Q4. ChatGPTの会話も消えますか?

公式は、会話はAtlasのブラウザデータとは別だと書いています。プランとワークスペース設定の範囲で継続できます。

Q5. Atlasを消すとサブスクも終わりますか?

いいえ。公式は、Atlasの削除とサブスク解約は別だと書いています。

Q6. パスワードCSVはどう扱いますか?

公式は、互換CSVを取り込んだあと、読み取り可能なパスワードが含まれるためCSVを削除するよう案内しています。

Q7. Enterpriseでブラウザ利用を止められますか?

公式のEnterprise向けHelpに、Browser UseやChrome拡張経由の制御、サイトルールの設定があります。管理者権限が必要です。

Q8. 社内の移行相談はできますか?

はい。AIエージェント導入支援やお問い合わせから相談できます。

参考文献・出典

本記事は2026年10月22日時点のOpenAI Helpに基づきます。提供範囲・管理画面の項目名は更新され得るため、最新は公式Helpをご確認ください。


x3d株式会社では、本記事で解説した生成AIブラウザ移行・社内ルール整備に関する企業研修・導入支援を提供しています。
まずはお気軽にご相談ください。

→ 無料相談・お問い合わせはこちら

関連:ブラウザ操作AIの法人セキュリティ確認 / カスタムGPT終了とは / ChatGPT dotsとは / AIエージェント導入支援