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GitHub Copilotの無料版とは?法人が無料枠で止めてはいけない理由(2026年)

11分で読めます執筆:AI講師・生成AIトレーナー / x3d株式会社 代表取締役
GitHub Copilotの無料版とは?法人が無料枠で止めてはいけない理由(2026年)

執筆: 武石幸之助(x3d株式会社 代表取締役)
公開日: 2026年8月20日

【結論】GitHub Copilotの無料版とは、個人開発者が月2,000回までのコード補完と、限られたチャット/エージェントを無料で試すプランです。本記事の主語は GitHub Copilot です。Microsoft 365 Copilot(Word / Excel / Teams 側)ではありません。

・公式は個人向けです。組織や Enterprise 経由で Copilot を持っている人は対象外です
・補完は月2,000回。チャット回数は料金FAQが「50回(Edits 含む)」、ドキュメントは GitHub AI Credits の許容量と書いています(2026年8月20日)
・2026年4月24日から、個人プランは入力・出力を学習に使い得ます。Business / Enterprise は使いません

この記事では、情シス・推進室・開発責任者向けに、無料枠で止めてはいけない理由を書きます。開発ツール3種の比較は Claude Code / Cursor / Codex 比較 に分けてあります。学習オフの考え方は Claudeに学習させない です。

この記事でわかること

  • GitHub Copilot Free の1文定義と、Microsoft 365 Copilot との切り分け
  • 月2,000回補完とチャット制限の公式の書き方(2026年8月20日)
  • Free に無いもの(監査、方針、補償、学習オフ既定)
  • 個人アカウントを会社リポジトリに残すと規程が空文化する理由

GitHub Copilotの無料版とは

GitHub Copilotの無料版とは、GitHub が個人開発者向けに出している Copilot Free プランです。料金は0ドルです。クレジットカードは不要です。公式の料金表(2026年8月20日確認)では、月2,000回のコード補完、Haiku 4.5 や GPT-5 mini などへのアクセス、Copilot CLI、コミュニティサポートが並びます。

ドキュメントは先に対象者を切っています。Copilot Free は、組織や Enterprise 経由で Copilot にアクセスできない個人開発者だけが使えます。検証済み学生向けは Copilot Student という別枠です。

「会社でGitHubを使っているから無料版で足りる」ではありません。会社の GitHub 組織と、個人の Copilot Free は別契約です。席を組織が配っていない状態で、個人が自分の Free を会社のリポジトリに繋ぐのがいちばん多い崩れ方です。

Microsoft 365 Copilot ではない

検索で「Copilot 無料」と入れると、Microsoft 365 Copilot と GitHub Copilot が同じ名前で混ざります。稟議では先に商品名を1つにします。

切り分け GitHub Copilot Free Microsoft 365 Copilot
主語(本記事) これ 対象外
何をするか IDE と GitHub 上のコーディング支援 Word / Excel / PowerPoint / Outlook / Teams などでの業務支援
無料で触れる範囲 個人の Copilot Free(制限つき) 適格な Microsoft 365 に Copilot Chat が追加料金なしで付くことがある。アプリ内 Copilot 本体は有料プラン
公式の置き場所 github.com/features/copilot/plans microsoft.com の Microsoft 365 Copilot 料金

Microsoft 側の製品ページは、プロンプト・入力・応答をモデル学習に使わないと書いています。GitHub Copilot の個人プランとは別文書です。同じ「学習させない」でも、設定場所も契約も違います。Desktop 配布の話は Claude Desktop の法人導入 に寄せてあり、本記事では GitHub Copilot だけを扱います。

無料枠でどこまでか(2026年8月20日)

数字は公式が2系統あります。矛盾を隠さず、稟議では取得日とページ名を残してください。円換算は書きません。

項目 Copilot Free Copilot Business Copilot Enterprise
料金(公式USD) $0 付与席あたり $19/月 付与席あたり $39/月
コード補完 月2,000回 有料プランは補完がクレジット課金の対象外(無制限) 同左
チャット/エージェント 制限あり。FAQは50回(Edits含む)。docsは AI Credits の許容量 ユーザーあたり月1,900 AI Credits(プール) ユーザーあたり月3,900 AI Credits(プール)
モデル選択 auto のみ プレミアムモデルへアクセス 優先アクセス
対象 個人。組織席がある人は対象外 組織。方針を中央で決める GitHub Enterprise Cloud

チャット回数だけを50で固定すると、ドキュメント側の「AI Credits」とぶつかります。補完の2,000回は料金表とドキュメントで一致しています。稟議の一文は「補完は月2,000回。チャットは公式が Restricted/Credits と書いており、FAQの50回は同日の料金ページ」が安全です。

監査ログ・方針管理・補償・学習オフ既定の4つが GitHub Copilot 無料版に無いことを示した図
無料枠に無いのは回数だけではありません。

無料版に無いもの

回数切れより先に、法人が失うのは管理です。公式の料金FAQは、個人向けと組織向けの差を「ライセンス管理、ポリシー管理、知的財産の補償(IP indemnity)」と書いています。管理者はファイアウォールで Copilot Business だけ通し、Free と Pro を止める手順も案内しています。

ドキュメント上、Copilot cloud agent は有料プランです。第三者のコーディングエージェント(Claude や Codex を Copilot 経由で使う経路)も有料プランです。コードレビューは Free では Visual Studio Code の「選択範囲のレビュー」に限ると書いてあります。

2026年4月22日から、GitHub Free プランおよび GitHub Team の組織向け Copilot Business のセルフサーブ新規は一時停止です。ドキュメントは sales への連絡を案内しています。個人 Free の延長で組織契約が自動的に立ち上がる、という道はありません。

学習と補償は個人と組織で分かれる

2026年4月24日から、Copilot Free / Pro / Pro+ / Max では、GitHub が入力・出力・コードスニペット・関連コンテキストを、AIモデルの学習と改善に使い得ます。個人設定の「GitHub による AI モデル学習のためのデータ利用を許可する」を無効にすれば止められます。設定名は日英で表記が揺れます。画面で確認してください。

Copilot Business と Copilot Enterprise の顧客データは、データ保護契約の下で学習に使いません。この設定自体が個人画面に出ません。学習オフを組織で担保したいなら、個人 Free のトグルではなく組織席です。

公開コードに一致する提案のブロックも、組織席なら組織の方針を継承します。個人画面で人ごとに Allow / Block が割れる状態は、監査の対象になりません。

x3d式(のすけ式)組織AI教育3軸理論では、ここはインフラ軸です。ツールの使い方研修(スキル)より先に、どの契約で何を入れてよいかを決める話です。全社の使い方研修は HAI BOOT CAMP ® の領分で、個人の無料枠の延長ではありません。

現場で崩れる点

x3d株式会社(クロスサード)の支援現場では、開発者が「自分のGitHubで無料だから」と会社のリポジトリに Copilot Free を繋いだまま、情シスが Claude や ChatGPT の法人契約だけを見ている、という割れ方を何度も見ています。規程の対象ツールに GitHub Copilot が無く、シャドーAIになります。

総務省の令和8年版情報通信白書概要では、日本企業の生成AI利用率は86.4%です。一方で、生成AIによる業務変革について「組織的な取組はない」は27.0%です。利用率は高いのに、席と方針が個人に残る、という構造と重なります。

月2,000回は、補完を常時オンにしていると数週間で尽きます。尽きた人が個人の Pro に課金すると、会社のカードではなく個人決済になります。学習設定も個人のままです。無料で始めたことが、監査対象外の有料個人契約に育ちます。

対象業務と権限が決まっていないと、「禁止ツール一覧」だけが増えます。決め方は AI経営とは にあります。自社のいまの置き場所を見るなら、法人AI活用診断 から入れます。登録不要です。

商品を切る、個人無料を止める、組織の席、学習と公開コードの順で法人が決める図
無料枠は試し、正本は組織の席です。

法人が先に決める順

順番を飛ばすと、無料の試用が正本になります。

  1. 商品を切る。GitHub Copilot か、Microsoft 365 Copilot か。両方必要なら契約を2本にする
  2. 個人の Copilot Free / Pro を会社リポジトリで使ってよいかを文書で止めるか、例外を書く
  3. 使うなら Copilot Business または Enterprise の席を組織が持つ。GitHub Free / Team 組織は 2026年4月22日以降、セルフサーブ新規が止まっているので調達経路を先に確認する
  4. 学習(個人プランの Opt-out)、公開コード一致のブロック、除外ファイル、ファイアウォールを組織方針にする

IDE の比較(Claude Code、Cursor、Codex)は、席が決まってからの話です。比較記事に先に飛ばないでください。

よくある質問

Q1. GitHub Copilotの無料版とは何ですか?

結論として、個人開発者が月2,000回までのコード補完と、限られたチャット/エージェントを無料で試す Copilot Free プランです。組織席がある人は対象外です。

Q2. Microsoft 365 Copilot の無料版と同じですか?

結論として違います。本記事の主語は GitHub Copilot です。Microsoft 365 Copilot は Office 系アプリの商品です。適格な Microsoft 365 に Copilot Chat が追加料金なしで付くことはありますが、GitHub Copilot Free ではありません。

Q3. 会社のGitHub組織で Copilot Free を使ってよいですか?

結論として、公式の対象は個人です。組織や Enterprise 経由で Copilot がある人は Free を使えません。席が無い状態で個人 Free を会社リポジトリに繋ぐのは、規程の外に出ます。

Q4. 月2,000回の補完は法人の開発で足りますか?

結論として、常時オンの補完では足りないことが多いです。公式も「試す」ための枠です。足りなさは個人 Pro ではなく組織席で解きます。

Q5. チャットは月50回ですか?

結論として、料金ページのFAQは「2000補完と50チャット(Edits含む)」と書いています。ドキュメントは GitHub AI Credits の許容量と Limited です。2026年8月20日時点では両方残っています。稟議ではページ名を添えてください。

Q6. 無料版の入力は学習に使われますか?

結論として、2026年4月24日から個人プラン(Free / Pro / Pro+ / Max)は使い得ます。個人設定で無効にできます。Business / Enterprise は学習に使いません。

Q7. Copilot Business は自分でウェブから契約できますか?

結論として、2026年4月22日から GitHub Free / Team 組織向けのセルフサーブ新規は一時停止です。ドキュメントは sales への連絡を案内しています。

Q8. 個人の Copilot Pro を会社で使えば十分ですか?

結論として、回数は増えますが、方針管理・監査・補償・学習の契約主体は個人のままです。顧客コードや未公開情報の正本には向きません。

Q9. x3dに GitHub Copilot の席設計を相談できますか?

結論として相談できます。対象業務の決め方は AI経営の記事、ツール比較は開発ツール記事、学習オフの型は Claude の記事、いまの置き場所は法人AI活用診断です。問い合わせは無料相談からで構いません。

参考文献・出典

本記事は2026年8月20日時点の公開情報に基づいています。プラン名・制限回数・学習ポリシーは変わります。最新は GitHub および Microsoft の公式をご確認ください。

武石幸之助(x3d株式会社 代表取締役)
2017年よりAI導入支援。x3d株式会社(クロスサード)を通じ1,800社超・5,000名超を支援。受講満足度は99%(2024年度/満足+やや満足)。法人へのコーディング支援導入では、個人の Copilot Free が会社リポジトリに残っていないかを先に確認するよう案内している。

無料枠は試し、正本は組織の席です。対象業務が決まっていない場合は AI経営とは法人AI活用診断 から入ってください。
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