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事業展開等リスキリング支援コースは2026年度(令和8年度)が最終年度

AI研修に使える助成金とは?
人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)を解説

最終更新日:2026年7月19日(制度情報の最終確認日:2026年7月19日)

支給要件を満たした場合、中小企業なら訓練経費の75%+1人1時間あたり1,000円の賃金助成。
助成率・対象要件・申請の流れを、厚生労働省の一次情報に基づいて整理します。

この記事の結論

AI研修・生成AI研修の費用負担を抑える制度の本命は、厚生労働省の 「人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)」です。

  • 支給要件を満たした場合、中小企業は訓練経費の75%(大企業60%)の経費助成+1人1時間あたり1,000円(大企業500円)の賃金助成が定められています
  • 令和4〜8年度の時限措置であり、2026年度(令和8年度)が最終年度です。計画届は訓練開始日の1か月前までに提出が必要なため、活用を検討する場合は早めの準備が必要です
  • 申請主体は事業主であり、支給の可否は労働局の審査によって決定されます。「必ず支給される」「実質無料」といった性質の制度ではありません
制度サマリ

助成率・限度額の一覧表(中小企業/大企業)

人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」の助成率と限度額。出典:厚生労働省(2026年7月19日確認)。

項目中小企業大企業
経費助成率75%60%
賃金助成(1人1時間あたり)1,000円500円
経費助成限度額(訓練10〜100時間未満)30万円20万円
経費助成限度額(訓練100〜200時間未満)40万円25万円
経費助成限度額(訓練200時間以上)50万円30万円
経費助成限度額(eラーニング・通信制)15万円10万円
1事業所・1年度あたりの受給上限1億円1億円

※経費助成限度額は受講者1人・1訓練あたり。賃金助成は1人1職業訓練実施計画につき1,200時間が限度です。eラーニング・通信制による訓練は経費助成のみが対象で、賃金助成は対象になりません。

※賃金助成の単価は令和8年度の改定で960円から1,000円(中小企業)に引き上げられました。制度内容・助成率は改定されるため、申請前に必ず厚生労働省の公式ページで最新情報をご確認ください。

重要な期限

2026年度(令和8年度)が最終年度 — 逆算スケジュール

事業展開等リスキリング支援コースは令和4〜8年度の時限措置で、2027年3月末までの見込みです。計画届の提出期限から逆算した準備が必要です。

職業訓練実施計画届は訓練開始日の6か月前から1か月前までの間に提出する必要があります。最終年度内(2027年3月末までの見込み)に訓練を実施するには、 研修計画の策定・訓練機関の選定を2026年内に着手することが現実的なスケジュールです。年度末に向けて申請が集中する可能性もあるため、余裕を持った準備をおすすめします。

  1. 01

    訓練開始の6か月前〜1か月前

    職業訓練実施計画届を労働局へ提出

    訓練カリキュラム・対象者を確定し、「職業訓練実施計画届」と必要書類を各都道府県労働局へ提出します。提出期限(訓練開始日の1か月前)を過ぎると助成対象になりません。

  2. 02

    訓練実施期間

    計画に沿ってAI研修を実施

    OFF-JT・実訓練時間10時間以上などの要件を満たす形で訓練を実施します。実施状況の記録(出席・カリキュラム消化)が支給申請の根拠になります。

  3. 03

    訓練終了の翌日から2か月以内

    支給申請書を労働局へ提出

    支給申請書と実施記録・経費の支払い証憑を提出します。期限厳守です。支給の可否は労働局の審査によって決定されます。

対象要件

対象になるAI研修の条件

「AI研修だから対象」ではなく、事業展開・DX化との関連を計画として示せることが要件の中心です。

  • OFF-JT(通常業務と区別して実施する訓練)であること
  • 実訓練時間が10時間以上であること(eラーニング・通信制は標準学習時間10時間以上または標準学習期間1か月以上)
  • 新規事業立ち上げ等の事業展開に伴い、新たな分野で必要となる知識・技能を習得させる訓練であること(事業展開は訓練開始日から3年以内に実施予定、または6か月以内に実施したものに限る)
  • または、事業展開は行わないが、企業内のDX化・グリーン化に関連する業務に必要な知識・技能を習得させる訓練であること

令和8年3月2日の制度改正で対象類型が追加

従来の「事業展開・DX・GXに伴う訓練」に加え、「企業内の人事及び人材育成に関する計画に基づく訓練」の類型が追加されました(中小企業は認定経営革新等支援機関による計画内容の確認が要件)。また、電子申請にも対応しています。生成AI活用研修・AI人材育成研修を実施する場合は、自社の事業展開計画・DX推進計画・人材育成計画のどれと紐づけて申請するかを、計画届の段階で整理しておくことが重要です。

試算例

助成額シミュレーション例

制度上の助成率・限度額(中小企業)に基づく機械的な計算例です。実際の支給額を約束するものではありません。

研修形式前提条件経費助成(75%)賃金助成(1,000円/時)試算合計
集合研修(通学制・同時双方向型)中小企業/受講者10名/実訓練30時間/経費1人あたり20万円15万円 × 10名 = 150万円1,000円 × 30時間 × 10名 = 30万円180万円
eラーニング研修中小企業/受講者20名/標準学習20時間/経費1人あたり10万円7.5万円 × 20名 = 150万円対象外(賃金助成なし)150万円

※上記は助成率75%・賃金助成1,000円/時・経費助成限度額(10〜100時間未満30万円、eラーニング15万円)を機械的に当てはめた試算です。実際の支給額は、要件充足の判断・対象経費の範囲・労働局の審査によって変動し、支給されない場合もあります。賃金助成は所定労働時間内に実施された訓練のみが対象です。

x3dのAI研修

HAI BOOT CAMP™での助成金活用実績

x3dのAI研修「HAI BOOT CAMP™」では、多くの受講企業様が人材開発支援助成金等を活用されています。

HAI BOOT CAMP™は、基礎・実装・現場導入の3フェーズで構成される法人向けAI研修プログラムです。x3dは訓練実施機関として、制度要件の整理や研修カリキュラム関連資料の準備など、受講企業様の申請に必要なサポートを行った実績が豊富です。

必ずご確認ください

  • • 助成金の申請主体は事業主様です(当社は訓練実施機関であり、支給を保証するものではありません)
  • • 支給の可否は、各社の要件充足と労働局の審査によって決定されます
  • • 訓練経費を事業主様が全額負担することが支給の必須要件です(返金・キャッシュバック等を受けた場合は不正受給となります)
  • • 制度内容・助成率は改定されるため、最新の公式一次情報をご確認ください

リスキリング支援コース終了後はどうなる?

事業展開等リスキリング支援コースが終了した後も、人材開発支援助成金には恒久的な「人材育成支援コース」など、職務に関連する知識・技能の習得を支援するコースが引き続き用意されています。助成率・要件はコースごとに異なるため、リスキリング支援コースの活用が間に合わない場合や2027年度以降の研修計画については、厚生労働省の人材開発支援助成金ページで各コースの最新要件をご確認ください。

よくある質問

出典(公式一次情報・最終確認日: 2026年7月19日)

本ページの制度情報は2026年7月19日時点の公式公開情報に基づいています。制度の内容・要件・助成率は改定されることがあるため、申請にあたっては必ず上記の一次情報をご確認ください。

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